SF失格

風邪を引いていたSFに昨夜メールをした。
彼女が夜来ると聞いていたが
まったく連絡がないので、深夜にメールをした。
その日は返事が来なかったが
通勤途中の彼からいきなりメールが届いた。

ちょうどそういうタイミングで送ってこないで


と。


まぁ、そんなことだろうとは思っていたけど
最中にメールが送れたなんてその方が衝撃的だった。


流石にムカッときたので
もう二度とメールしないのでご安心を
と返信し、受信拒否にしてやった。

すると、彼はメールが送信できないことに驚き
変更したメールアドレスを教えてと懇願してきた。
受信拒否くらい、思いついてくれる程度に
頭が回らない男は嫌いである。


私も単なるSFなんだろうけど
別にこんな男は略奪するつもりにもなれないよ。


何はともあれ、勤務時間まで何回か電話があって、私は「考えさせて」と言ったっきり
電源を切った。

所詮体だけの繋がりだから
そんなにホットになる必要もなく、
なれもしなかった。

だけど、愛されHをする為には
こういった恋人みたいな駆け引きもないと
欲望がみたされない。


数時間たって、私は彼にメールを送って
受信拒否も解除した。

私だって、彼女と同じ人間で感情だって持っている。それを考える余裕がない位、子供なら
私は単なるSFだし、身を引こうかと。


（こんな当たり前のことがわからない男
つきあわないで正解。）


当然のように彼はメールを送ってきた。


ごめんね、彼女と同じように考えるよ。


・・・そんなに考えてくれなくていいのに。


私が必要なのは
自分が連絡取りたい時に、つかまる時間の余裕と
Hの時の優しい言葉
そして、男の体。
二股ばかりかけられてると
こうも荒んでくるものです。

けど、間違えない人間なんて、いる？？